日本人の主食である「ごはん」。昨今では、高級炊飯ジャーが人気を集め、アジア各国でも日本の炊飯技術が注目されていますが、日本人は古くから、お米を「炊く」には「羽釜」で、おいしく保存するには「おひつ」で、保温するのは「ふご」で・・・と、様々な工夫をしながら、ごはんのおいしさにこだわってきました。戦前まで、その作業の多くを担ってきたのは主に女性たちでしたが、まほうびん製品やガス・電気製品が登場し、女性たちをそれらの家事から解放しました。
今回の企画展では、象印マホービンの主力製品である「炊飯ジャー」のルーツをたどり、時代ごとに追求されてきた「ごはんのおいしさ」と、それを実現するための技術を紹介いたします。脈々と受け継がれる日本人のごはんへのこだわりと、その技術の変遷をご覧いただければ幸いです。
平成25年12月5日(木)〜平成26年6月30日(月)