今回の企画展では、日本で初めてまほうびんが生産されてから100年余りが経ちました。今回の企画展ではメーカーにスポットを当ててご紹介いたします。
まほうびん関連会社はガラス産業が栄えていた大阪を中心に多数設立され、最盛期の1966(昭和41)年には全国魔法瓶工業組合の加盟社だけでも53社にのぼりました。その後には、まほうびん業界から別業界に転身して現存しているメーカーも多数あり、当時の業界が非常に盛り上がっていたことが分かります。本企画展では、歴代のまほうびんを製造・販売していたメーカーの商標の変遷も合わせて、各まほうびんメーカーの歴史をご紹介いたします。
平成29年5月17日(水)~12月26日(火)
※要予約/土日祝、8月11日~8月16日は休館
国産初のまほうびん製造に成功した八木魔法壜(器)製作所をはじめ、現存しない様々なメーカーを代表的な製品や商標などと共に紹介しています。
大正期の国産携帯用まほうびん
八木魔法壜(器)製作所製
国産初のまほうびん製造に成功した
八木魔法壜(器)製作所の創業者 八木亭二郎
まほうびん業界の発展とともに、現在ではまほうびん関連の製品を販売していないメーカーも多数参入し、撤退していきました。まほうびん記念館で調査したところ、現在のシャープ株式会社の前身である早川電機や、現在のユアサ商事株式会社の前身である湯浅金物なども、まほうびんを販売していたことが判明しました。今回の企画展でも、現在はまほうびんを販売していないメーカーの希少な製品を展示しています。
現在、全国魔法瓶工業会に加盟しているのは12社で、そのうち製造・販売メーカーは8社です。これらのメーカーのマークの変遷を、代表的な製品とともにご紹介します。
第1部会(製造・販売メーカー)8社のマーク |
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