『全日本バレーボール選手の代表になる』という夢に向かって、順風満帆の日々

落合さんは小学3年生からバレーボールを始めました。
お父さん・お母さん・お姉さんと家族みんながバレーボールをやっていて、家族の練習や試合を見に行く中で、興味を持ったことがきっかけです。

そして、小学4年生の時に、友達に誘われたバレーボール教室に参加し、そこでかっこいいスパイクやきれいなレシーブを打っている元全日本代表選手の姿を見て、『全日本バレーボール選手の代表になる』という夢ができました。

バレーボールの強豪である中学校に入学後も、1年中ほぼ休むことなく練習し、全国大会で3位になりました。東京都の選抜チーム、優秀選手にも選ばれ、夢に向かって着実に進んでいきます。
高校でも、U-17の世界大会では1位を獲得し、全日本代表の候補にも選ばれ、夢がかなうまであと一歩のところまでやってきました。

  • トークの時間
  • トークの時間

けがであきらめかけた夢、支えてくれた家族と仲間

高校卒業後、入部した実業団のバレー部が突然廃部になり、悲しい思いをしましたが、違うチームから声がかかり、移籍します。落合さんはこの時、「一生懸命頑張っていれば、その姿を必ず誰かが見てくれている」と思ったそうです。

新しい環境の中で心機一転し、再び夢に向かって頑張ろうと思っていた矢先、落合さんにさらなる試練が待ち受けていました。試合中に大きなけがをしてしまったのです。
チームメイトが練習や試合に励んでいる中、自分だけ何もできないことに落ち込みました。バレーボールをやめようかとも悩みましたが、落合さんはここで夢をあきらめることはありませんでした。それは応援してくれる“家族の支え”があったからです。また、自分1人で悩みを抱えるのではなく、「誰かに相談する勇気が大切だ」と、この経験から学びました。

また、ケガで出られなかった試合を見ていた時、チームメイトがスパイクを決めると、落合先生の所に駆け寄ってきてくれて「真理、待ってるよ。」と声をかけてくれました。それはチームメイトにとってさりげない一言だったのですが、ケガをして落ち込んでいた落合さんの心を救ってくれたのです。
「自分は1人じゃない、助けてくれる仲間がいる。」と、落合さんは“仲間の大切さ”に気づいたそうです。
そして、この2つの経験から好きな言葉ができました。それは「ありがとう。」です。
感謝の気持ちを人に伝えることで、うまくいかなかったことがうまくいくようになったり、困っている時に誰かが助けてくれるので、「ありがとう。」は魔法の言葉なのです。
このようにけがをした経験を経て、大切なことにたくさん気づくことができました。

  • トークの時間
  • トークの時間
  • トークの時間