EXPO ONIGIRI
万博おにぎり:日本のおにぎり
米沢牛芋煮おにぎり

今回は山形の秋には欠かせない『芋煮』をおにぎりにアレンジしました。味付けは醤油ベースでお肉は米沢牛を使用。そして忘れちゃいけないのが里芋。これは内陸でよく食べられている芋煮です。海岸沿いの庄内エリアでは里芋は同じく使うものの味噌味ベースで豚肉を使った芋煮になるのだとか。
里芋がとれ始める秋には河原で芋煮会がよく行われるので、スーパーで大鍋の貸し出しも行われるそう。山形の暮らしには無くてはならない芋煮、ぜひおにぎりでお楽しみください。

ちなみに他の季節の汁ものはと言うと、春は孟宗汁(竹の子を使った味噌汁)、夏はとうもろこしの味噌汁、冬は納豆汁や寒ダラ汁を味わえます。山形の旅に行った際には、旬の喜びを汁ものを通じて感じてみてください。

旅するおむすび屋
おすすめの旅先情報!
- 知憩軒
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ユネスコ食文化創造都市に選ばれた鶴岡市にある農家民宿レストラン。オーナーの長南光さんが自ら育てた野菜等を使いながら、暮らしに根付いた郷土食を振る舞ってくださいます。「山菜はね、毒素が溜まった冬の体から毒を抜いてくれる自然からのプレゼントなの」など、ふと光さんが発する言葉から沢山の学びもいただける場所。宿泊もできるのでぜひ光さんの温かさに癒されに旅してみてください。12月から2月は冬季休業となるのでご注意ください。
- スイデンテラス
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水田に浮かぶように建てられた美しいホテル。世界的建築家である坂 茂(ばん しげる)さんが設計を手掛けていて建築の面からも注目を集めています。ホテル内は木のぬくもりを感じられてホッとする空間。ブックディレクターとともに選書した約2000冊の本に好奇心を揺さぶられたり、サウナーからも評価の高いフィンランド式サウナや体の芯から温まる天然温泉に癒されたり、ホテル時間を思う存分楽しめます。生産者さんにまでこだわり、四季の食材をふんだんに使った山形らしさを感じられる朝食もオススメ!





















「山形では汁もので季節を感じる文化があるんです」
山形で食文化取材をしていて伺った印象的な言葉です。