象印 ZOJIRUSHI

わが家の自慢料理

第18回 象印 わが家の自慢料理コンテスト入賞作品

最優秀賞
蕎麦米とひき肉のウクライナ風ピラフ
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骨つき肉とソーセージの香味野菜辛味噌煮込み
作者:斎藤 様

材料(4人分)
作り方

応募料理にまつわるエピソード

私が小学生の頃から母はバリバリのキャリアウーマンでした。忙しい平日の食卓にはいつも簡単な炒め物が並んでいたけれど、週末には餃子やコロッケなどの手間のかかる料理を作ってくれました。
そんな中、家族みんなの大好物だったのが冬によく登場したこの煮込み料理。辛くて辛くてでも美味しくて。もう20年くらい前、新婚時代に旦那さんにも食べさせたくてこの料理の作り方を母に聞いたら、とんでもなく適当でした(笑)「香味野菜はたっぷり、肉は骨付きならなんでもいいし、お鍋に入るだけたっぷり。豆板醤と味噌を適当に肉に塗りつけて…」なんて具合。ただし守ってほしい事が2つだけある。と母。
「日本酒は飲んでも美味しいものを使う事、ソーセージを必ず入れる事」日本酒はわかるけど、なんでソーセージ?と聞く私に母は、ソーセージはお父さんの想い出だから、と。
私の亡くなった父はハム会社に勤めていて、月に一度ソーセージやハムをたくさん持って帰ってきてくれました。でも、我が家ではソーセージは人気がなくて残りがち。そう言えば、ソーセージを母はいつも工夫して子供たちに食べさせていたなぁ〜。この料理はそんなソーセージ消費メニューの一つだったのです。どうりでこの料理は肉よりソーセージのほうが多かった訳だ(笑)でも、このソーセージ、肉より美味しいのです。大鍋で作るので何日も何日も食べるのですが、最後には味の濃くなった香味野菜と真っ黒になったソーセージが残ります。そんな時は目玉焼きの上に香味野菜とソーセージが乗っかっていました。パンに乗せて食べると格別に美味しかったっけ。
母からレシピを聞いてからずっと、父の亡くなった冬にこの煮込み料理を毎年作り続けています。父への感謝の気持ちを忘れずに、もちろん最後の目玉焼きも忘れずに。今冬も美味しく頂きます!