お米はどうしておいしいの?
お米はどうして品種によって味がちがうの?
そんな疑問に科学的見地からおこたえするよ。
これを見て、お米のおいしさをかみしてくれたら嬉しいな。
お米のおいしさを判定する試験があるのを知ってるかな?
毎年11月~翌年5月の間に実施されるもので、味や粘り、かたさなど、おいしいお米にはかかせない要素を満たしたお米が、それぞれ評価されているんだよ。そういった背景の中で、お米のおいしさは科学的にも解明されつつあるよ。お米のおいしさは、水やでんぷん、タンパク質など、それぞれの成分のバランスによって決まるんだって。
おいしさのヒミツはふたつの「アミ」にある。
さまざまな要素の中でも「アミロース」「アミロペクチン」とよばれる2種類のでんぷんの含有バランスがお米のおいしさを決定づけるものであるということがわかっているんだよ。二つとも「アミ」が頭につくんだね。両方とも、ひと粒のお米を形成するのに欠かせないものとされているんだよ。要は二つのバランスが、良いお米の基準となるわけ。日本のお米はそのバランスが理想的であるといわれていて、そのような理想的なお米を、みんなは毎日おいしく食べているんだね。
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「アミロペクチン」が多いお米
粘りがあり、確かな歯ごたえが感じられる。もち米に代表される。
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「アミロース」が多いお米
硬く、パサパサとした食感。
インディカ米がアミロースを多く含んでいます。