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VOICE04あなたの暮らし「の」スタンバイ。ツバメアーキテクツ 代表 / 建築家 千葉元生さん

すっきりしたデザインと子育て世代に優しい設計、象印ならではの高い品質で人気のSTAN.シリーズ。キッチン家電が揃うラインアップの中で、存在感のあるホットプレートや炊飯ジャーが注目されがちですが、実は隠れた人気を集めているのが電動ポットです。赤ちゃんのミルクづくりにぴったりな70度保温をはじめ、暮らしに寄り添う便利な機能が充実していて、かゆいところに手が届く使いやすさが評価されているようです。

そんな電動ポットを愛用いただいているのが、建築事務所「ツバメアーキテクツ」代表 / 建築家の千葉元生さん。下北沢の線路跡地に開業した新たな商店街「BONUS TRACK」などさまざまなプロジェクトを手掛け、忙しく過ごされる中で訪れた生活の変化に、STAN.の電動ポットがフィットしたそうです。どんなきっかけで購入されて、どのように使っていただいているのか、設計を担当されたBONUS TRACKの一角でお話を伺いました。

CHAPTER
01

考えてみたら
キッチンにある持ち運べる家電は
STAN.の電動ポットだけなんです。

建築家として多くのプロジェクトを手掛けられていますが、ご自宅もご自身で設計されたと伺いました。

はい、子供ができたことをきっかけに自分で簡単なリノベーションを行いました。普段の仕事とは違ってどこまでお金をかけるかなど悩みましたが、自分達でペンキを塗ったりしながら完成させました。出産準備と並行して進めていたので結構大変でしたね(笑)。元々数部屋あったコンパクトなマンションをワンルームにしたので、今は子供が歩き回って少し大変ですが、シンプルで気に入っています。

素敵なご自宅、インテリアや家電にもこだわりがありそうですね。

椅子などの家具は、子供に見て触れてもらいたいというのと、自分も使いたいということで、やはりいいものを選んでいます。逆に収納用品はコストを優先してバランスを取っています。家電については、実はできるだけ置きたくなくて。レンジやオーブンはビルトインのキッチン一体型ですし、ごはんもホーロー鍋で炊いているので、考えてみたらキッチンにある持ち運べる家電はSTAN.の電動ポットだけなんです。

キッチンで唯一の家電がSTAN.とは嬉しいお話です。ご自身でご購入いただいたそうですが、どのようなきっかけだったのでしょうか?

子供が産まれて、それこそミルクのために70度のお湯が必要になったのがきっかけです。妻は元々ウォーターサーバーを希望していたのですが、僕はあんなに大きなものを置きたくなくて。それならポットだね、ということで一緒にネット検索して見つけました。それまでポットに馴染みがなくて、この70度保温もなんのためにあるのかわからなかったのですが、子育ての中ですごく助けられましたね。

当時はいつでもミルクを作れるように常に70度でお湯を保温していました。夜中に泣き出して朦朧としている中でも、ボタンを押せばちょうど良い温度のお湯が出るのが本当にありがたかったです。ただ、寝ぼけているとたまに水を足し忘れて、次に使うときにお湯が切れていることがあって、そんな時は自分で自分を責めました(笑)。

今はもうミルクは卒業しましたが、離乳食づくりやお茶を淹れるのに引き続き活用しています。以前はやかんで十分でしたが、家族や来客が増えるとお茶を淹れる機会も増えて、そんな時にすぐにお湯が出るポットは便利です。商店を営んでいて、来客が多かった実家でも象印さんのポットを使っていたのですが、あれはこういうことだったのだなぁと、今になってわかりました。

そういえば、ミルク用に70度保温をしていた期間中、妻はよく白湯を飲んでいました。電気ケトルややかんでお湯を沸かすと冷ますのに時間が必要だけど、ポットならちょうどいい温度で出てくるからやけどの心配もなく安心するそうです。健康にもいいと聞きますし、そんな使い方もいいですよね。

CHAPTER
02

デザイン性と安心感が揃うと
やはり買いやすいですよね。

沸とうの速さや保温温度の切替機能をはじめ、お手入れのしやすさ、コンパクトさ、注ぎやすさなど、さまざまな点でご好評をいただいているSTAN.のポットですが、ご購入いただいた決め手はどんなところでしたか?

やはり見た目が一番です。棚に置いておいて違和感がない、すっきりとしたデザインが決め手でした。実は以前、デザイン重視で選んだもので失敗した経験があるのですが、そこは象印さんということで、迷わずに購入することができました。デザイン性と安心感が揃うとやはり買いやすいですよね。

ポットって、家電の中でもなんというか地味な存在で、炊飯器なんかと違ってメーカーやものによる差がそんなにないように思っていたんです。だから購入する時も、特に友達に相談することもなくて。でもSTAN.を使ってみて、違うんだなということがはっきりわかりました。例えば、それまでイメージしていたポットに比べて格段にお湯が入れやすかったり。モードを変えればゆっくり丁寧に出せるので、ミルク作りでも最後の湯量調整がすごくしやすいんです。

リノベされたご自宅で、普段はどんな場所に置いていただいていますか?

部屋の奥をキッチンにしていて、その奥の棚に、食器や収納ケースと一緒に並べています。実際に使用している電動ポットは白で、収納ケースとは形も似ているので、すごく馴染んでいるんです。蒸気もあるので、お湯を沸かす時には棚の前に置いたキッチンカートに出して使っています。

「うつわ」をコンセプトにデザインされているSTAN.シリーズなので、食器と並べていただいているのはうれしいですね。STAN.シリーズで揃えて置いていただいている方も多いんです。

家電をあまり置きたくないとは言っても、実はホットプレートには興味があります。子供も成長してきているので、イベント性のある家電があると良さそうですよね。一緒に料理をしながら食べるって楽しそうです。自動調理なべも、材料を入れてボタンを押せば料理ができるなんて、忙しい毎日を過ごしている身としては魅力的です。ぜひいろいろと検討してみたいと思います。

そんな忙しい毎日の中、いくつものプロジェクトを並行して進められながら、BONUS TRACKに隣接した場所に事務所を建設中と伺いました。しかも1階には飲食店をオープンされるそうですね。

はい、BONUS TRACKの設計をきっかけに、より地域と交流しながら仕事がしたいと考えるようになって。現在の早稲田から、下北沢に引っ越すことにしたんです。8月中旬を目指して準備中ですが、BONUS TRACK内の道で唯一住宅街と接する場所なので、散歩や通勤で通る住民の方に楽しんでもらえるように、ドーナツ屋さんをオープンする予定です。ドーナツっていい匂いだし、ちょっとつまむのにいいですよね。夜はお酒も出して、地域の方々が集まる場所になったらいいな、と思っています。オープンしたらぜひ遊びにいらしてくださいね。

お店の情報は主にインスタグラム(horahora.do)で発信していくので注目してもらえると嬉しいです。

お酒も飲めるドーナツ屋さん!下北沢の新しい注目スポットになりそうですね。楽しみです。ご準備で忙しい日が続きそうですが、STAN.の電動ポットでほっと一息ついていただけたらうれしく思います。本日はありがとうございました!

インタビュー・文:金祥艾
写真:石野千尋
企画・編集:種市一寛