そして結婚後、週末に10〜15品ほど作り置きをする様子を見た夫に「サイトを作ってみたら?」と提案されたのが、『つくおき』誕生のきっかけです。だから決して料理を仕事にしたかったわけでも、いわゆる「料理好き」でもなくて。息子2人にも「食育」と呼べるようなことはとくにしていませんし、今もこの仕事をしていることがときどき不思議になります。
そんな私だからこそ、いかにシンプルで無駄のないレシピを開発するか、いつも頭をひねっています。具体的に言うと、省ける材料や工程はないか、という部分ですね。とくに作り置きは何品も同時に調理することが多いので、複雑なレシピだと混乱してしまうんです。もちろん、そうは言っても「おいしい」は絶対に妥協したくないところ。おいしさに必要なポイントは押さえつつ、シンプルさとのバランスを大切にしています。
「おいしい」と「シンプル」を両立させるレシピを心がけていらっしゃるんですね。ご家族のためだけでなくお仕事でも日々お料理される中で、「STAN.オーブンレンジ」の使用感はいかがでしたか?

まず、「レジグリ」機能が便利だと思いました。レンジ機能で中をしっかりあたためて、そのまま自動的にグリル機能に切り換えて焼き目をつけてくれるので、手をかけることなくおいしい料理ができるんです。ハンバーグも、タネをまとめてレンジに入れたら、あとはほったらかしで完成。焼き上がりも、オーブンレンジで作ったとは思えない出来映えでした。途中でひっくり返したり焼き加減を確認したりとお世話する必要がないので、「忙しいけれどおいしいものを食べたい」という日にぴったりですね。
ほかには、付属のレシピブックに載っていた「2種のローストポテト」。さつまいもとじゃがいもが両方とも、外はこんがり、中はほっくりに仕上がりました。
グリルだけだとパサついてしまいやすいのですが、先にレンジで加熱する工程が入ることでちょうどいい口触りになったのかなと思います。それと、塩サバを焼いたときは身がふわふわに、皮はパリっと焼き上がったのが印象的でしたね。魚焼きグリルでは、あの食感はなかなか出せません。
今ぱっと思いついたメニューですが、チーズグラタンは「レジグリ」にぴったりじゃないでしょうか。私もときどき作るのですが、はじめからチーズを乗せてオーブンに入れると、ほかの具材はもう少し火を通したいのにチーズは焦げてしまって残念……という事態がときどき起こるんです(笑)。それを防ぐためには途中で一度お皿を取り出し、チーズをかけてオーブンに入れ直す必要があるわけですが、正直ちょっと面倒ですよね。でも、「レジグリ」なら、ボタンを押せばその工程を自動的にこなしてくれる。手間なく、狙った通りの仕上がりになりそうです。
