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あゆみ
電気ポット新発売1980 (昭和55)年
エアーポットの世界にも、電子ジャーと同じように家電メーカーが電気式で参入してくるのは明らかであった。したがって魔法瓶メーカーが先に発売することによって、先発メーカーとしての利益を確保すべきであると考えられたが、業界の一部では、ガラスのポットと食い合いになることを危惧する声もあった。 しかし、市川重幸社長はこの声を押し切り、電気エアーポットを開発して先発メーカーになることを決断した。
「湯わかし」と「保温」の二つの機能を謳い文句に、1980(昭和55)年6月「電気エアーポットCW型 押すだけ」が発表された。テレビCMも「このポット、タネもシカケもありまーすです」「実はお湯がわかせるんです」「お湯がわいたら、もちろんそのまま保温」と商品説明を進めるもので、現代家庭用品である点を訴求した。

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1918(大正7)年 | 大阪に「市川兄弟商会」を創立 |
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1948(昭和23)年 | 戦後第一号製品「ポットペリカン」を販売開始 |
1961(昭和36)年 | 社名を「象印マホービン株式会社」と改称 |
1963(昭和38)年 | 卓上用まほうびん「ハイポットZ型」新発売 中びんの自動生産 |
1967(昭和42)年 | 花柄を採用した卓上まほうびん「UポットUA型」を発売 |
1970(昭和45)年 | 電子ジャー新発売 |
1973(昭和48)年 | 「エアーポット」押すだけ 新発売 |
1980(昭和55)年 | 電気ポット新発売 |
1981(昭和56)年 | ステンレス製真空二重びん、ステンレスボトル新発売 |
1986(昭和61)年 | CIを本格導入 |
2001(平成13)年 | 新事業「みまもりほっとライン」サービス開始 |
2006(平成18)年 | マイボトルキャンペーン開始 |
2008(平成20)年 | まほうびん記念館設立 |