象印マホービン株式会社は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)にて、一般社団法人 大阪外食産業協会のパビリオンに出店し、当社最上位モデルの炊飯ジャー「炎舞炊き」で炊き上げたごはんで作るおにぎりを販売することが決定しています。
当社は炊飯ジャーメーカーとして、世界中にごはん好きを増やすことを長期的な目標に掲げており、その一環で、おにぎりを通じてごはんのおいしさを国内外に発信していきたいと考えています。
このたび、2月2日(金)に行われた一般社団法人おにぎり協会主催の「おにぎりサミット」において、大阪・関西万博で販売するおにぎりの方向性について発表し、試作品を提供しました。
コラボ&プロジェクト発表の様子(左より、象印マホービン株式会社 新事業開発室長 岩本雄平、和歌山県みなべ町長 小谷芳正氏、埼玉県深谷市長 小島進氏、埼玉県深谷市のイメージキャラクター ふっかちゃん)
大阪・関西万博で販売するおにぎりの方向性
大阪・関西万博では、会場を訪れる世界中の方々に向けて、「日本のおにぎり」と「世界のおにぎり」の2つのテーマで数種類ずつ販売します。それぞれ自治体や企業・団体などと共創し、おいしさだけではなく、楽しさや驚きを感じていただけるようなおにぎりのメニューを開発していきます。
●日本のおにぎり
自治体や食材生産者など全国各地の地元の方々と議論を重ねながら、各エリアの特産品・郷土料理に独自のアレンジを加え、おにぎりに合う具材に仕立てます。おにぎりを通じて地域の食の魅力を発信し、食べた方に「その地域をもっと知りたい」「その地域に行ってみたい」と思ってもらえる体験の提供を目指します。
●世界のおにぎり
ニコニコのり株式会社(本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:白羽清正、以下ニコニコのり)と学校法人塚本学院 大阪芸術大学(以下、大阪芸術大学)は産学連携協定を締結し、2022年より「世界のおにぎり」プロジェクトを実施。ニコニコのりの商品開発力と学生の想像力で、世界各国の料理・食材の特徴を生かしたおにぎりをこれまで13か国20種類を製品化・販売してきました。
象印マホービンは、2023年よりニコニコのり・大阪芸術大学とコラボレーションする形で、大阪・関西万博の当社店舗にて「世界のおにぎり」を販売できるよう進めています。
「おにぎりサミット」で試作品を提供
「おにぎりサミット」では、試作品として「日本のおにぎり」2種類、「世界のおにぎり」2種類、計4種類のおにぎりを来場者に提供しました。なお、「世界のおにぎり」は、駐日英国大使館・総領事館と在大阪スイス領事館にご協力いただき、完成しました。
・埼玉県深谷市の特産品「深谷ねぎ」を使用したすき焼きが具材の「深谷市おにぎり」
生産量国内トップクラスの「深谷ねぎ」の甘みを感じてもらうおにぎり。同じく深谷市産の牛肉・ごぼうと一緒に割下で甘辛く煮立ててトロトロになった深谷ねぎを、半熟にした深谷市産たまごの黄身と合わせました。すき焼きを通じて、同市の多彩な農畜産物の魅力が味わえます。
深谷ねぎ
・和歌山県日高郡みなべ町の特産品「南高梅」を使用した切り干し大根梅煮が具材の「みなべ町おにぎり」
フルーティーで柔らかな果肉が特長の「南高梅」の梅干し。その一大産地であるみなべ町で「毎日の食卓でもっと梅を食べてもらいたい」という想いから制作されたレシピ本「31日の梅レシピ」より、懐かしくもさっぱりとした味わいが新しい「切り干し大根梅煮」をおにぎりの具材に仕立てました。
紀州みなべの南高梅干し
・イギリス「フィッシュ&チップスおにぎり」
ダブルの揚げ物をタルタルソースとモルトビネガーで引き締めた英国の伝統的な料理で、モルトビネガーをひたひたにして食べるのが英国スタイル。麦芽エキスパウダーの入った衣で揚げた白身魚のフリッターとポテトフライに、タルタルソースとモルトビネガー等の特製ソースを合わせてボリュームたっぷりのおにぎりに仕上げました。
「フィッシュ&チップスおにぎり」(写真はイメージです)
・スイス「チーズフォンデュおにぎり」
スイスの代表的なチーズ「グリュイエール」をふんだんに使用して舌に残る苦みとクリーミーで濃厚な味わいに、白ワインの香りとニンニクの旨みが加わった本格的な味わいのチーズソースを、香りのよいハーブ入りのソーセージとコンソメで下味をつけたジャガイモに絡めておにぎりに仕上げました。
「チーズフォンデュおにぎり」(写真はイメージです)
これらのおにぎりのメニュー開発に加え、おにぎりの機運を醸成するための取り組みも推進していく予定です。
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