象印 ZOJIRUSHI

わが家の自慢料理

第18回 象印 わが家の自慢料理コンテスト入賞作品

土井先生の総評

今回のテーマが外国料理ということですから、応募者と異国との出会いや繋がり、その関係性のなかから、それぞれの家にお料理が定着する様子、面白く読ませていただきました。心温まるエピソード、お料理の背景にある人の心が、料理の味になるのだなと改めて思いました。

象印賞(最優秀賞)

賞品

象印圧力IH炊飯ジャー 南部鉄器極め羽釜(NW-AS10)と賞金10万円

蕎麦米とひき肉のウクライナ風ピラフ

蕎麦米とひき肉のウクライナ風ピラフ
作者:ボルゼネッツ 様

土井先生のコメント

蕎麦米のピラフは私には目新しいものです。蕎麦米とのバランスをかんがえて、工夫されていることがわかります。また、そのお料理の特性を考慮しながら、上手に組み合わせて、献立を立てられていることもよく分かります。繰り返し作られて、今ではすっかり、暮らしに溶け込んでいる家族のお料理ですね。お料理は食材のおいしさを引き出すことも大事ですが、他の食材やお料理とどうバランスをとるかという味作りのセンスが良いですね。

レシピ詳細

優秀賞

賞品

象印圧力IHなべ 煮込み自慢(EL-MA30)と賞金5万円

我が家のペルー料理!アロス・コン・ポヨ

我が家のペルー料理!アロス・コン・ポヨ
作者:水谷 様

土井先生のコメント

好奇心旺盛、暮らしを楽しまれているご様子。お友達のお話から作ってみたくなったというエピソードが、素敵です。魅力的なペルーの家庭料理だと思います。一緒に炊き込んだ鶏に強めに塩胡椒と強調されるあたりに、味作りがわかっている感が出ています。トマトの使い方、生野菜を添えることも新鮮です。自分の料理になっていますね。

レシピ詳細

入賞
賞品

マルチコンベクションオーブン(ET-YA30)

日中ホッとスープ餃子
日中ホッとスープ餃子

作者:右田 様


土井先生のコメント

みんなで手作りする餃子の楽しさ・おいしさですね。高価な材料を使わなくとも、餃子を「綺麗に姿を整えて作る」ことの豊かさを感じます。心温まります。いつまでも作って、いただきたいと思います。

レシピ詳細

入賞
賞品

マルチコンベクションオーブン(ET-YA30)

思い出のアイスバイン煮込み
思い出のアイスバイン煮込み

作者:菊地 様


土井先生のコメント

まだまだ、洋風料理は珍しい頃の味でしょう。さぞ、おいしく感じられたのでしょう。ザワークラフトの代わりの酸味の出たぬか漬けを使うことで、味作りされてことが、愛情、家族のものになってます。リンゴを料理に使うことは、ドイツのやり方なのでしょうか。魅力的です。

レシピ詳細

入賞
賞品

マルチコンベクションオーブン(ET-YA30)

たらのバスク風
スペイン発日本経由のタラのバスク風

作者:山本 様


土井先生のコメント

スペインのバスク地方の料理も醤油で味付け、くるま麩入り。長く作ってこられるのか、その家に溶け込んでいく様子が伺えます。その方がご飯と会いますし、自然なことと思います。もうすでに、和食のような気がいたします。大切になさってください。

レシピ詳細

土井先生プロフィール

料理研究家。おいしいもの研究所代表。食の場のプロデューサー/地域食の洗練化、レストラン総合開発。東京造形大学非常勤講師。日本の料理を初期化し、命を作る仕事である家庭料理の本質を伝える。変化する料理とその周辺を考察した食文化をメデイアを通して提案する。日本の未来を担う若者に持続可能な日本らしい食を伝えたい。講座「土井善晴の勉強会」「大人の食育」「土井善晴のお稽古ごと」。TV朝日「おかずのクッキング」28年間講師/NHK「視点論点」「きょうの料理」「ラジオ深夜便」。近著「おいしいもののまわり」・「一汁一菜でよいという提案」グラフィック社。

入賞作品バックナンバー