象印マホービンは、日本の田んぼを守る「水田オーナーズクラブ」の活動に2014年から賛同しており、地域の方々の協力を得ながら鳥取県日野郡の田んぼで「象印農園米」を育てています。
5月下旬に「象印農園」で田植えが行われました。苗の状態も良く、雨も少なく無事に作業を終えられ、今年は豊作の予感がしているとのことで、私たちもとても楽しみです。
4~5月の作業内容
①育苗
幼少期を集約的に管理して、均一に生育させることが目的です。育苗の初期である発芽から苗立ちの期間の管理が、その後の生育を大きく左右するため、最も重要な場面であるといえます。
②荒起こし
トラクターで硬くなった土を砕き、空気や水を入れて柔らかくする作業です。土をほぐすことで根張りがよくなり、微生物の働きも活発になります。また、次の代かき作業がしやすくなり、田植えの準備がスムーズに進みます。
③代かき
田起こし後の田んぼに水を張り、土を細かく砕いてならす作業です。苗がムラなく育ち、植え付けもしやすくなります。水漏れ防止や肥料・有機物の混和、雑草の抑制にも効果があります。昔は牛や馬に馬鍬を引かせており、古民家に牛舎跡が残ることもあります。
④田植え
代かき作業から数日後に行う作業です。昔は一族総出で行っていましたが、田植え機が発明され作業負担が軽減されました。田植え機にはガイドがあり、まっすぐきれいに植えることができます。稲の良好な生育をイメージしながら作業します。
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