象印マホービン株式会社は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催された2025年日本国際博覧会(以下「大阪・関西万博」)において、会場内に「マイボトル洗浄機」の設置を行いました。会期中(2025年4月13日~10月13日)の取り組み結果についてお知らせいたします。
出展概要
当社では、2006年よりマイボトルを繰り返し使用することでプラスチックごみ問題などの社会課題解決につなげる啓発活動を続けています。活動から約20年が経ち、マイボトルが普及する一方で、マイボトルを持っていても使用しないという方が一定数いることが分かってきました。そうした方のマイボトルを持ち歩く際の不満要素として、「持ち運び時の重さ」「中身を準備する手間」「中身が無くなって追加する時に外出先で洗えない」などが挙げられます。そこで、マイボトル活用の妨げの1つである「洗浄の手間」を解消するため、「マイボトル洗浄機」の開発に着手しました。実用化に向けて開発を進める中、大阪・関西万博の特別参加プログラム「Co-Design Challenge」に選定されたことにより、会場内に万博会場モデルを10台設置しました。

取り組み結果
会期中の総洗浄回数は158,488回、総CO2削減量は約12,837㎏となりました。万博会場では、多くのお客様に楽しみながらご利用いただく姿が印象的でした。“外出先でマイボトルを洗う”という新しい利用シーンを提案し、マイボトル利用における洗浄の手間を軽減できるという新しい価値を示すことができたと感じています。
今後について
大阪・関西万博に設置された「マイボトル洗浄機」10台は、別の場所へ移設し、ご活用いただくことを予定しております。また、さらなる改良を進め、環境負荷の低減と、マイボトルをより日常的に活用しやすい社会の実現に向け、今後も活動を続けてまいります。
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