無洗米のおいしい炊き方とは?すすぎ方と水加減がポイント!

「無洗米をおいしく炊くにはどうすればいいの?」と感じている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は無洗米のおいしい炊き方や無洗米の保存方法についてご紹介します。
目次
無洗米ってホントに洗わなくていいの?ふつうのお米とどう違う?

ふつうのお米と無洗米の違いは?
ふつうのお米と無洗米には、「表面のぬかが残っているもの=ふつうのお米」「表面のぬかを取り除いたもの=無洗米」という違いがあります。なので、ふつうのお米を炊くときは、お米に残ったぬかを洗って取り除く必要がありますが、無洗米であれば、お米を洗わずにそのまま炊くことができます。
無洗米を洗うのはNG?
ご紹介したように、無洗米はお米の表面に残ったぬかを取り除いたものです。無洗米によっては精米製法などによりお米の表面のでんぷん質が多く残っている場合があります。お米のでんぷん質で水が白くにごっていると、焦げ・ふきこぼれ・炊き上がりが悪くなる場合があります。水が白くにごるときは、1~2度水を入れかえてすすいでください。
炊飯ジャーと鍋で炊いた場合はどう違う?無洗米のおいしい炊き方

無洗米をおいしく炊く方法をご紹介します。炊飯ジャーと鍋では、炊き方が少し変わるので、それぞれ確認してみてください。
炊飯ジャー(3合)で炊く場合
炊飯ジャーで炊く場合は、以下の手順でごはんを炊いてみてください。
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1.お米を計る
無洗米は、表面のぬかを取っている分、米粒が少し小さくなっています。ふつうのお米と同じ計量カップで計ると3~5%量が多いので、計り方については、お使いの炊飯ジャーの取扱説明書を一度ご覧ください。無洗米専用の計量カップが付属している場合は、専用カップを使用して計るようにしてください。
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2.内釜に無洗米と水を入れる
内釜に無洗米と水を入れ、無洗米のひと粒ひと粒が水になじむように2~3回やさしくかき混ぜてください。かき混ぜずに水加減をすると、炊き上がりがかたくなったり、焦げついてしまう恐れがあります。特に炊き込みごはんなど、調味料を加えて炊く場合は、内釜の底からよくかき混ぜてください。かき混ぜた後のにごりが強い場合は、焦げの原因になるので1~2度水を入れかえてすすいでもよいでしょう。
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3.水加減をする
炊きたいメニューに合った水位目盛で水加減をしてください。
最近では、白米と同じ計量カップで水の量も変えずに無洗米が炊ける「無洗米モード」つきの炊飯ジャーもあります。無洗米を炊く場合はこのようなモードがついていないか、お使いの炊飯ジャーを確認してみてください。
鍋(3合)で炊く場合
鍋でごはんを炊いているご家庭は、以下の手順で無洗米を炊いてみましょう。
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1.吸水までの工程は同じ
無洗米に吸水させるまでの工程は炊飯ジャーと同じです。炊飯ジャーの炊き方を参考に、無洗米・水の量を計って、吸水まで行いましょう。
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2.火加減に注意して炊く
沸とうしたら弱火にして、そのまま8~10分ほど加熱します。湯気がでなくなったら、フタをあけて水分がなくなっているか確認しましょう。水分がなくなっていれば、強火で10~20秒ほどさらに加熱し、余分な水分を飛ばします。火を止めて、米粒をつぶさないように全体を混ぜて、10分ほど蒸らしたら完成です。
無洗米の保存方法は?

無洗米は、ふつうのお米よりも酸化しやすく、味が劣化しやすいので長期保存にはあまり向いていません。できるだけ早く食べきるのがおすすめですが、保存する場合は以下のポイントを押さえておきましょう。
高温多湿を避ける
高温多湿な環境は、お米の劣化をさらに進行させてしまいます。温度が低く湿度が少ない場所に保存するようにしましょう。
密閉容器に保存する
お米の劣化を防ぐには、空気に触れさせないことが大切です。無洗米を保存する場合は、密閉容器に入れて、空気が入らないようにしっかりとフタをしておきましょう。
においの強いものの横に置かない
においの強い食べ物や調味料が近くにあると、お米ににおいが染みつき、風味が変わってしまいます。無洗米を保存する際には、近くににおいの強いものを置かないようにしましょう。
まとめ
無洗米は、表面に残ったぬかを取り除いたお米のことで、洗米せずそのまま炊くことができます。ただ、普通のお米とは特徴が違うため、炊くときには少しだけ注意が必要です。無洗米の炊き方が分からないという方は、今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。また、「もっと簡単に無洗米を炊きたい!」という方には、「無洗米メニュー」のある炊飯ジャーがおすすめですよ。