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象印調査シリーズ 「平成版・現代井戸端会議考」電子メールで井戸端会議
〜 IT によって主婦のコミュニケーション活動に変化の兆しが
調査項目 IT(情報技術)によって井戸端会議の形態に変化の兆し
電子メールで情報交換する相手は「学生時代の友達」がトップ
井戸端会議の話題では「夫・夫婦のこと」が急伸
主婦は井戸端会議の「いやし効果」を指摘
15年で20分減少した井戸端会議の今後は?
※首都圏の専業主婦300人を対象に実施
 1985年、1999年の二度の調査結果

主な調査結果

■ IT(情報技術)によって井戸端会議の形態に変化の兆し
主婦同士のコミュニケーション活動(井戸端会議)の形態が大きく変わろうとしています。井戸端会議の上位 3 形態は、「道端、路上で話す」75.2%、「電話で話す」 66.8%、「互いの家で話す」 64.8% ですが、「電子メールで話す」 13.4% が 9 位に登場したのが注目されます。 15 年前の調査では、直接顔を合わせない「電話」によるおしゃべりが井戸端会議のニューウエーブとして主婦の半数弱(47.3%)に定着しつつあることを報告しましたが、今回は「電話」が更に勢いを増して 7 割弱(66.8%)となったほか、インターネットの普及によって「電子メール」によるコミュニケーションが新たに登場してきました。 20 代主婦では、日常的に「電子メールで話す」という回答は既に 4 割を占め、「電話」、「道端、路上」「互いの家」に次いで 4 番目に多い形態となっています。 20 代ほどではありませんが、「電子メールで話す」は他の世代でも主婦のコミュニケーション手段として台頭し始めており、30 代で 15.7% (第 8 位)、40 代で 7.2% (第 10 位)、50 代以上でも 2.3% (第 10 位)となっています。 21 世紀の井戸端会議は、IT によって大きく変わる予感がします。 イラスト

<表−1> 井戸端会議の形態
順位 形  態 全  体 20 代 30 代 40 代 50 代
以上
1 位 道端、路上で話す 75.20%
((3) 43.7%)
60.00%
(40.00%)
72.40%
(50.00%)
84.50%
(34.10%)
72.70%
(47.40%)
2 位 電話で話す 66.8%
((2) 47.3%)
63.3%
(54.3%)
66.9%
(43.4%)
68.0%
(48.9%)
65.9%
(52.6%)
3 位 互いの家で話す 64.80%
((1) 79.7%)
56.70%
(85.70%)
67.70%
(81.60%)
59.80%
(72.70%)
72.70%
(78.90%)
4 位 飲食店、ファミリーレストランで話す 36.20%
((6) 11.7%)
33.30%
(22.90%)
35.40%
(6.60%)
41.20%
(15.90%)
29.50%
(10.50%)
5 位 サークル、カルチャー教室で 話す 30.20%
((4) 24.7%)
6.70%
(20.00%)
22.00%
(19.70%)
40.20%
(31.80%)
47.70%
(31.60%)
6 位 公園、子供の遊び場で話す 25.20%
((5) 22.7%)
26.70%
(54.30%)
40.90%
(30.30%)
14.40%
(2.30%)
2.30%
(0.00%)
7 位 デパートやスーパーで話す 20.50%
((9) 4.3%)
13.30%
(5.70%)
19.70%
(2.60%)
25.80%
(0.00%)
15.90%
(5.30%)
8 位 喫茶店で話す 19.80%
((6) 11.7%)
16.70%
(17.10%)
15.00%
(5.90%)
24.70%
(19.30%)
25.00%
(15.80%)
9 位 電子メールで話す 13.4%
(前回未調査)
40.00% 15.70% 7.20% 2.30%
10 位 町内会の集会場で話す 9.70%
((8) 6.7%)
3.30%
(2.90%)
9.40%
(3.30%)
8.20%
(11.40%)
18.20%
(15.80%)
カッコ内は前回 1985 年調査 全体の()数字内は前回順位
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■ 電子メールで情報交換する相手は「学生時代の友達」がトップ
従来の井戸端会議の相手は、「同じくらいの子供を持つ母親同士」「隣近所の主婦同士」「趣味のサークルの仲間」といったケースが多く、今回の調査でも前回とほぼ同様の数字となっていますが、今回は「学生時代の友人」が15年前に比べて 11.2 ポイント増加して第3位に上がってきました。 特に、電子メールで情報交換しているケースでは、相手は「学生時代の友人」がトップで約 7 割(69.4%)にものぼっています(複数回答)。
<表−2> 井戸端会議で話をする人
順位
話をする人
今 回
前回
(1985年)
1 位
同じくらいの子供を持つお母さん方(PTA も含む)
77.90%
(1) 77.7%
2 位
子供とは関係なくつきあっている隣近所の人達
57.20%
(2) 59.3%
3 位
学生時代の友人
44.50%
(4) 33.3%
4 位
趣味のサークルやカルチャー教室で
一緒に活動している人達
35.50%
(3) 35.0%
5 位
親類の人達
27.80%
(5) 27.0%
6 位
共同購入の会(生協)などで知り合った人達
26.10%
(6) 20.3%
7 位
地域のコミュニティ活動を通して知り合った人達
18.10%
(7) 17.0%
()数字内は前回順位
<表−3> 電子メールでおしゃべりをする相手
順位
電子メールでよくやりとりする人
.
1位
学生時代の友人
69.40%
2位
子供の学校関係(同級生、PTA)
38.70%
3位
趣味のサークルなどで一緒に活動している人達
24.20%
4位
企業や団体、通信販売など
11.30%
5位
メールで知り合った人
9.70%
(複数回答)
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■ 井戸端会議の話題では「夫・夫婦のこと」が急伸
井戸端会議で主婦はどんなことを話しているのでしょうか。 1 位はやはり「子供のこと」(84.0%)で前回同様、他を圧倒しています。2 位は「とりとめのない話」(50.3%)で前回の 3 位(42.3%)から 1 ランクアップしました。 今回の調査結果で特に注目されるのは、「夫・夫婦のこと」が大幅に伸びたことです。この話題、前回は 19.7% で 7 位でしたが、今回は 17.6 ポイント伸びて一気に 3 位(37.3%)にランクされました。 一方、いかにも井戸端会議らしい話題というイメージのある「家事(料理、掃除、洗濯など)」の話題や「特売などの買い物」に関する話題は、今回大幅にダウンしました。 イラスト

<表−4> 井戸端会議の話題
順位
.
今 回
前回
(1985年)
1 位
子供のこと
84.00%
(1) 81.7%
2 位
とりとめのない話
50.30%
(3) 42.3%
3 位
夫・夫婦のこと
37.30%
(7) 19.7%
4 位
健康
34.00%
(6) 31.3%
5 位
家事(料理・掃除・洗濯など)
32.00%
(2) 45.7%
6 位
買物の情報(特売など)
28.70%
(4) 41.7%
7 位
お互いの趣味のこと
28.00%
(5) 37.3%
8 位
悩み・迷い
27.00%
(7) 19.7%
9 位
スポーツ・レジャー
16.00%
(10) 15.3%
10 位
暮し向き(家計や将来のこと)
15.70%
(9) 17.0%
11 位
時事ニュース
14.70%
(17) 6.3%
12 位
人生観
14.00%
(13) 12.3%
13 位
テレビ番組のこと
13.30%
(20) 2.3%
14 位
美容(化粧・ヘアスタイル・プロポーション)
12.00%
(15) 7.7%
15 位
姑のこと
11.00%
(16) 7.3%
15 位
ファッション
11.00%
(10) 15.3%
17 位
住宅のこと
10.00%
(12) 13.3%
18 位
ボランティア・地域改善
7.00%
(14) 8.3%
19 位
思い出
6.30%
(19) 3.3%
20 位
芸能界のこと
5.70%
(18) 4.0%
21 位
その他
4.70%
(21) 1.3%
(複数回答) ()数字は前回順位
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■ 主婦は井戸端会議の「いやし効果」を指摘
提示した井戸端会議の意味 6 項目について、「非常にそう思う」から「まったくそう思わない」まで一つ選んでもらう方法で主婦が井戸端会議の意味をどう考えているか探りました。 その結果、「井戸端会議によって気分転換やストレス解消がはかれる」の項目に対しては 9 割強(92.0%)の主婦が肯定し、その"いやし効果"を指摘しています。 この項目に関しては、今回「非常にそう思う」が 6 割近く(55.3%)にも達し、15 年前に比べ 17 ポイント上昇しており注目されます。 一方、「暇つぶしになる」という若干議論が分かれる項目については、「そんなことはありません」という否定派がやや多く 53.7% でした。 イラスト
<表−5> 井戸端会議の意味
.
非常にそう思う
比較的そう思う
あまりそう思わない
まったくそう思わない
無回答
気分転換・ストレス解消がはかれる
55.3%
(38.3%)
36.7%
(50.3%)
 6.3%
(10.3%)
0.7% 
(1.0%)
 1.0% 
(0.0%)
ちょっとした悩みの解消がはかれる
32.3%
(13.3%)
54.7%
(63.0%)
 9.0%
(21.0%)
 1.7% 
(2.0%)
 2.3% 
(0.7%)
視野が広げられる
31.0%
(21.3%)
57.0%
(55.7%)
 9.7%
(22.0%)
 2.7% 
(0.0%)
0.7% 
(1.0%)
生活に役立つ情報の入手が出来る
30.7%
(16.3%)
59.7%
(65.7%)
 8.3%
(16.0%)
 1.0% 
(0.3%)
 0.3% 
(1.7%)
友達の輪が広げられる
25.7%
(32.0%)
54.3%
(51.0%)
16.7%
(16.3%)
 0.7% 
(0.7%)
 0.7% 
(0.0%)
暇つぶしになる
11.0%
(9.3%)
32.3%
(36.7%)
35.7%
(38.3%)
18.0%
(14.3%)
 3.0% 
(1.3%)
カッコ内は前回 1985 年調査
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■ 15年で20分減少した井戸端会議の今後は?

15 年前には 1 日平均で 1 時間強(62.6 分)だった井戸端会議は、15 年後の今回、1 日平均で 20 分以上減少して 40 分弱(39.9分)となりました。 15 年前の主婦の予想では、主婦同士のコミュニケーション機会は「今後増えていくと思う」 46.0%、「今と変わらないと思う」 33.0% でしたが、実際は予想とは逆の結果となりました。 これは、濃密な人間関係を伴うコミュニケーション活動の減少を反映した結果とも考えられます。井戸端会議の形態を見ると「互いの家で話す」は前回 79.7% でトップの座にありましたが、今回は 64.8% に減少し 3 位に落ちています。替わってトップになったのが「道端、路上で話す」で前回の 43.7% が 75.2% に伸び、「電話で話す」も前回の 47.3% が 66.8% に伸びて今回は 2 位になっています。 また、今回の調査では、自分の都合の良い時に送れる電子メールが主婦のコミュニケーション手段として普及の兆しを見せており、こうしたことを考えあわせると、井戸端会議そのものに掛ける時間は減少の方向に向かっているのかもしれません。  この点に関する主婦の予想は、「今と変わらないと思う」 48.0%、「今より減っていくと思う」 23.0% となっています。

<表−6> 主婦同士で話をする時間(1日平均)
.
今 回
前 回
(1985年)
1〜15 分
10.70%
6.70%
16〜30 分
29.70%
28.30%
31〜45 分
9.30%
6.00%
46〜60 分
22.00%
33.70%
61〜120 分
19.70%
14.00%
120 分以上
8.30%
6.00%
一日の平均
39.9 分
62.2 分
<表−6> 主婦同士で話をする時間(1日平均)
.
今 回
前 回
(1985年)
今より増えていくと思う
19.30%
46.00%
今と変わらないと思う
48.00%
33.00%
今より減っていくと思う
23.00%
11.00%
わからない
9.00%
9.70%
無回答
0.70%
0.30%
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