
調査項目 | ●前回はほとんどの主婦が知っていた「内助の功」という言葉 ●前回は10人に1人だった「内助の功」をまったく意識していない主婦 ●前回は90%以上の主婦が知っていた「山内一豊の妻」 ●前回は「内助の功」という言葉が「好き」39%、「嫌い」13.7% ●「内助の功」を妻として当然とする“肯定派”は50%から34%に、 “否定派”は33.3%に倍増と、肯定派/否定派が拮抗 ●最近の主婦が考える「内助の功」は、「家事をやっていること」!? ●夫は妻の「内助の功」に「感謝していると思う」24.7%、 「内助の功などと思っていない」21.7% |
※首都圏の働いている夫を持つ主婦300 人を対象に実施 1987年、2004年の二度の調査結果 |
主な調査結果 |
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前回は10人に1人だった「内助の功」をまったく意識していない主婦
最近の主婦の4人に1人が「内助の功」をまったく意識していない 「内助の功」を普段意識しているか聞いたところ、「まったく意識していない」完全否定派が前回調査の11.0%から26.0%に大幅に増えており、特に20代の主婦では45%に上っています。 「まったく意識しない」「あまり意識していない」を合わせ、64.3%の主婦が「内助の功」を普段意識していないと答えています。しかし、「いつも意識している」「時々意識している」回答は17年前と変わらず約36%程度。 |
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前回は90%以上の主婦が知っていた「山内一豊の妻」
最近の主婦の3人に1人は「山内一豊の妻」をまったく知らない 20代では3人に2人が「知らない」 内助の功の鑑とも言われる「山内一豊の妻」の最近の主婦の知名度は、「詳しく知っている」「漠然と知っている」を合わせた“知っている”が66.6%と前回調査時の92.7%から大きく減少し、「まったく知らない」が33.3%(前回7.0%)と、3人に 1人の主婦は「山内一豊の妻」まったく知らない」と答えています。特に20代では 65%の主婦が知らないと答えてます。 【山内一豊(やまのうちかずとよ)の妻】 山内一豊は安土桃山時代の武将、土佐藩祖。 織田信長、豊臣秀吉に仕え、秀吉没後、徳川家康に仕え、関ケ原の戦の功で土佐20万石を賜る。 その妻(近江・浅井氏の臣の娘)は織田信長の出陣に際し、黄金十両を出して一豊に名馬を買わせ、夫の立身の基礎を作った。 |
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前回は「内助の功」という言葉が「好き」39%、「嫌い」13.7%
最近の主婦においては「内助の功」という言葉に関し 「好き」が27.7%に減り、「嫌い」が18.0%に増える 「内助の功」という言葉についてどんな感じを持っているか聞いたところ、「好き」「どちらかというと好き」が合わせて27.7%(前回39.0%)、「嫌い」「どちらかというと嫌い」が18.0%(前回13.7%)と、前回の調査時より好感度が低くなっています。しかしながら、大半の主婦は「特にどんな感じも持っていない」が54.3%(前回47.0%)と無関心のようです。 |
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■ 「内助の功」を妻として当然とする“肯定派”は50%から34%に、 “否定派”は33.3%に倍増と、肯定派/否定派が拮抗 前回の調査では「内助の功」を妻として当然とする「肯定派」が半数だったのに対し、今回は34.0%と減少しています。反対に“内助の功には封建的なニュアンスがある”や“今や古い価値観がある”とする「否定派」は33.3%と、前回の15.0%から倍増しています。「無関心派」は2割前後と変わりませんが、肯定と否定する気持ちの間で揺れ動いている主婦は15.7%から10.7%となっています。 年代別では20代、30代と若い主婦が否定的。仕事を持たない専業主婦の間でも、前回調査で半数を超えていた「肯定派」が35.0%に大きく減っています。 |
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最近の主婦が考える「内助の功」は、「家事をやっていること」!?
あなたが夫にしていることで「これが内助の功」だと言えるものが「ある」と回答した主婦(46人)に、どんなことか聞いたところ、「家事全般をやっていること」が 38.5%と最も多い答えでした。前回の調査での同様の回答は4.3%(9位)と少数で、「内助の功」に対する考え方がかなり変わってきていることがうかがわれます。 前回よりポイントが上がっているのは「安らぎを覚えるような家庭の雰囲気づくり」「家計のやりくり」「夫の健康管理」「夫の愚痴、悩みの聞き役」などで、停滞する景気や、雇用を取り巻く厳しい諸環境も要因と思われます。 また、「夫の会社の人との交流、接待」が21.7%から7.7%と大きく減っているのも特徴的で、リストラなどで終身雇用制度が崩壊しつつある背景や、“会社第一”という考え方から、徐々に家庭や個人を大事にする傾向が強まっていることが覗えます。 |
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■ 夫は妻の「内助の功」に「感謝していると思う」24.7%、 「内助の功などと思っていない」21.7% 今回、夫に対してしている内助の功について、ご主人はどう評価されていると思うか聞いたところ、「感謝している」が24.7%、「当然だと思っている」16.0%。また、「内助の功などと思っていない」が21.7%でした。 |
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