サステナブル調達

基本的な考え方・方針

象印マホービングループは、「暮らしをつくる」という企業理念を具現化するため、サプライヤーを「ともに価値を創造するパートナー」と位置づけ、責任ある調達を推進しています。
世界7ヵ国、約220社の取引先と価値観を共有し、法令遵守や公平公正な取引を徹底することはもとより、人権・労働慣行・環境・倫理といった社会課題への対応をともに進めています。誠実な対話を通じて強固な信頼関係を築き、サプライチェーン全体の持続可能性を高めることで、相互の健全な発展と持続可能な社会の実現を目指します。
また、当社グループは2021年11月に「調達方針」を制定しました。本方針は「法令・規範の遵守」「公平・公正な取引」「サステナブル調達の推進」「共存共栄」の4項目で構成されています。2022年11月期以降は、この方針を取引先(サプライヤー)の皆様と共有し、サプライチェーン全体への浸透とサステナブルな調達活動の推進に努めています。

調達方針

象印マホービングループは、「暮らしをつくる」の企業理念のもと、事業を行っております。 この理念を、商品の開発・生産を通じて継続して具現化していくためには、サプライヤーである取引先と価値観を共有し、ともに歩んでいくことが不可欠であると認識しています。
以下に当社グループの企業理念に基づく調達方針を明示いたします。取引先の皆様には、理念を具現化するパートナーとして、当社の調達方針をご理解いただきますようお願いいたします。

1 法令・社会規範の遵守

当社グループは、取引に関する法令や社会規範を遵守し、誠実な調達活動を行います。

2 公平・公正な取引

取引先に対して、公平・公正な取引の機会を提供します。また取引先の選定に際しては、以下の項目を重視します。

  • 当社グループの企業理念を共有していただけること
  • 法令・社会規範を遵守していること
  • 経営状態が健全であり、継続した取引が可能であること
  • 供給いただく製品・部材の品質、価格、納期が適正であること
  • 供給能力に安定性、柔軟性を有していること
3 サステナブル調達の推進

当社グループは、企業の社会的責任を全うするため、取引先に対して、別に定める「サプライヤーガイドライン」を守っていただくことを要望します。

4 共存共栄

当社グループは、取引先との相互理解と信頼関係の構築に努め、ともに発展していくことを目指します。

制定:2021年11月
改定:2026年8月

体制

サステナブル調達活動を推進するため、生産開発本部長を責任者として、各事業部ごとに調達統括者を配置し、開発から調達までを一気通貫に実行できるよう調達機能の最適化を図っています。

サステナブル調達体制図
生産開発本部 第一事業部 調達統括者 第二事業部 調達統括者 第三事業部 調達統括者 横断的に調達を最適化

指標・目標

当社グループでは、2026年〜2028年中期経営計画「BEYOND」におけるマテリアリティで、サステナブル調達における目標値を定めています。

マテリアリティ

サステナブル調達に関する重要課題・
取り組みテーマおよび目標値
重要課題 取り組みテーマ 目標 目標値(KPI)
2028年 2030年
社会課題に対応する商品・サービスの提供 持続可能なサプライチェーンの実現 サステナブル調達の推進 年1回の品質実地アンケート時に人権DDもあわせて実施(主要直取引先19社) サステナブル調達方針の全サプライヤーへの展開と定着人権方針、人権DDの開示
社会貢献活動の推進 「食と健康」「環境」「教育」分野の取り組み 新規取り組み(炊飯教室などの出前授業)の継続実施 取り組みの充実、見直し、新規取り組みの検討

実績データ

取引の状況

2025年通期 国別取引額
日本39.8% 中国43.1% タイ16.5% 台湾0.4% 韓国0.3% インドネシア0.0% マレーシア0.0%
サプライヤー調査実績一覧表
  2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
対象サプライヤー数 - 181 - 218 -
  うち国内 - 163 - 198 -
  うち海外 - 18 - 20 -
サプライヤー回答数 - 180 - 217 -
  うち国内 - 162 - 197 -
  うち海外 - 18 - 20 -
サプライヤー回答率(%) - 99.4 - 99.5 -
備考 実施なし サプライヤー合意確認書 実施なし サプライヤーアンケート 実施なし

活動実績・取り組み

サステナブル調達の推進

企業の社会的責任を全うするため、サプライチェーン全体を対象とした責任ある調達を目指しています。2022年には、「サプライヤーガイドライン」を定め、取引先にその趣旨を説明して合意をいただいたうえで、遵守をお願いしています。

サプライヤーガイドライン

象印マホービングループは、企業の社会的責任を全うするため、サプライチェーン全体を対象とした「責任ある調達」を目指しています。そのため、取引先に対して、以下のガイドラインに定める事項を守っていただくことを要望します。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

1 企業倫理
  • 取引に関する関連法規や社会規範を遵守すること
  • 当社との個別契約を誠実に履行すること
  • 公正かつ自由な取引を尊重し、それを妨害しないこと
  • 適正な会計処理を行い、虚偽の報告をしないこと
  • 政治や行政との健全な関係を保つこと(贏賄や違法な政治献金の禁止)
  • 当社を含むステークホルダーに対して、社会常識の範囲を逸脱した贈答や接待等を行わないこと
  • 取引を通じて取得した営業機密を第三者に漏洩しないこと
  • 情報セキュリティの万全な対策を行い、個人情報や機密情報の管理を徹底すること
  • 反社会勢力との関係を断絶すること
  • 他者の知的財産権を尊重し、侵害しないこと
  • 人権問題の原因となりうる鉱物(紛争鉱物)を使用しないこと
2 労働環境
  • 安全、健康、快適な労働環境の維持・向上に努めること
  • 基本的人権を尊重し、従業員に対して、出生、性別、年齢、国籍、人種、民族、信条、宗教、性的指向、各種障がい、趣味、学歴などで不当な差別を行わないこと
  • 従業員の雇用はその自由意思を尊重して行い、強制的な労働を課さないこと
  • 最低就業年齢に満たない児童を雇用しないこと
  • 法令で定められた労働時間、休日、休暇を適切に管理し、従業員に過剰な労働を課さないこと
  • 最低賃金、時間外手当、福利厚生等、法令で規定されているものは必ずそれを遵守し、適切に従業員に支給すること。また、不当な減給を行わないこと
  • 従業員の団結の自由および団体交渉権を保証し、良好な労使関係を築くこと
3 環境保護
  • エネルギー効率の改善に努め、温室効果ガス排出量の継続的削減活動や再生可能エネルギーの積極的導入に取り組むこと
  • 有害な物質の大気への排出は法の規制を遵守し、それを削減するための適切な対策を実施すること
  • 使用する水の水源、使用、排出を管理し、節水に努めること
  • 排水は必要に応じてその特性を示し、法令を遵守して監視、制御、処理を実施すること
  • 環境への影響が少ない環境対応品の購入や生物多様性に配慮した原材料の調達(グリーン調達)を推進すること
  • リデュース(削減)、リユース(再利用)、リサイクル(再資源化)を推進し、資源の有効活用を図り、廃棄物の発生を最低限に抑えること
4 マネジメント
  • 各項目の推進に当たっては、推進計画を作成したうえで実行し、定期的なレビューを行うこと(PDCA体制の確立)
  • 推進計画の従業員への周知徹底を行うこと
  • 自社のリスクを定期的に管理し、必要に応じてステークホルダーに開示する体制を構築すること

制定:2022年12月
改定:2026年8月

  • ※  各項目の推進状況について、定期的に当社よりアンケートもしくはヒアリングにて確認させていただきます。結果を開示する場合もありますのでご了承お願いします。

サプライヤーアンケート調査の実施

当社グループは、「サプライヤーガイドライン」の各項目の推進状況について、取引先に定期的な自主アセスメントによる確認をお願いしています。直近では2024年度にアンケート調査を実施し、各社の状況把握を行いました。今後も適宜必要に応じてアンケート調査やヒアリング等を行い、改善すべき項目が見られた場合には、両社で早急に改善策を講じ、健全なサプライチェーンを構築していきます。

グリーン調達

当社グループは、取引先にご協力いただきながら、グリーン調達を推進しています。2005年にグリーン調達管理規定を制定し、国内・海外の生産活動において環境負荷の少ない原材料の優先的調達を行っています。取引先に対しては、有害物質を含まない製品の調達を目的とした覚書の締結と不含有保証書の資料の提出をお願いしています。
調達方針は、RoHS指令を基に確立し、2006年下半期以降の新規開発電気製品より対応しています。

パートナーシップ構築宣言

当社は、サプライチェーンの取引先や価値創造を図る事業者との連携・共存共栄を進めることで新たなパートナーシップの構築を宣言する「パートナーシップ構築宣言」の趣旨に賛同し、2026年4月より、本宣言を公表しています。当社は、今後も取引先と常に公平公正に接し、良識と誠実さをもって良好な関係を築くことを心がけ、相互に発展していくことを目指してまいります。