製品安全・品質管理
基本的な考え方・方針
象印マホービングループは、「暮らしをつくる」を企業理念として掲げ、多くの皆様に共感していただける、快適で便利な暮らしの品々をお届けすることを使命として企業活動を展開してきました。「きょうを、だいじに。」というコーポレートスローガンのもと、日常生活発想に基づいた機能・設計を追求し、これまでの暮らしをより良く向上させていく「食と暮らしのソリューションブランド」を目指していきます。
体制
象印ブランドとして、お客様からの信頼に応えるため、品質管理を徹底しています。品質規格として定めている検査業務規程やアウトソーシング管理規定に則り、出荷検査や受け入れ検査、品質実地調査などを適切に実施し、品質を守っています。
日本国内
日本国内の品質マネジメント体制として、生産開発本部長を責任者として内部品質監査委員会や品質委員会などで定期的に監査や審議を実施し、品質の維持を図っています。
国内 品質マネジメント体制

海外生産拠点
世界共通の普遍的な価値は「安心」「安全」であると認識し、海外の生産子会社では現地駐在員による製造品質維持管理をおこなっているほか、その他の海外製造委託先についても、国内基準と同等の品質管理をおこない、確かな安全性と品質の実現に向けて連携を図っています。
指標・目標
当社グループでは、2026年〜2028年中期経営計画「BEYOND」におけるマテリアリティで、製品安全・品質管理における目標値を定めています。
製品安全・品質管理に関する重要課題・
取り組みテーマおよび目標値
| 重要課題 | 取り組みテーマ | 目標 | 目標値(KPI) | |
|---|---|---|---|---|
| 2028年 | 2030年 | |||
| 社会課題に対応する商品・サービスの提供 | 商品の安全性と品質の追求 | 生産開発体制の充実 | 設計に起因する重大製品事故ゼロ | 設計に起因する重大製品事故ゼロ |
| 知的財産の保護 | 第三者知的財産権の侵害回避 | 被訴訟件数ゼロ | 被訴訟件数ゼロ | |
| 模倣品対策の推進 | アジア地域の主要ECサイトの模倣品監視体制の構築 | アジア地域における模倣品摘発体制の確立・強化 | ||
実績データ
主要な実績データについては以下に掲載しているほか、より詳細なESGデータについては、「ESGデータブック」にて網羅的に開示しています。あわせてご覧ください。
| 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 模倣品対策の推進 | - | 海外重点地域の設定 | タイ主要ECサイト調査実施 | 中国主要ECサイト調査実施 | 中国、タイでの模倣品摘発体制の確立 |
| 第三者知的財産権の侵害回避 | - | 被訴訟件数ゼロ | 被訴訟件数ゼロ | 被訴訟件数ゼロ | 被訴訟件数ゼロ |
- ※ 中計マテリアリティ実績などを参照
活動実績・取り組み
開発部門における取り組み
徹底した品質管理
当社の商品開発では、企画、設計の各段階において入念なデザインレビュー(設計審査)を行うことにより、お客様の声や他社の情報も反映させて品質の向上を図っています。また、量産にいたるまでの工程において複数回の「クオリティ・チェック・ゲート(QCG)」を設け、規程に基づいた品質やデザインレビューでの要求事項が確保できなければ量産までたどりつくことができない仕組みとしています。
量産開始後も、量産管理の観点から適宜、調達先の品質巡回を実施。品質巡回は、海外を含めたすべての調達先を年に1回は訪問できるよう、年間計画を立てて行っています。
万が一、市場での不具合が発生し、かつ重要度が高い案件は「品質進捗会議」で対応策の立案および進捗管理をおこないます。さらに影響範囲の広い重大案件については、上位の「品質会議」へ引き上げて速やかに全社で情報共有し、組織全体での迅速な対応を図る体制を構築しています。-
すべての人が使いやすいモノづくり
すべてのお客様が安全に快適に商品を使用できるよう、ユニバーサルデザインを推進しています。利き手に関係なく押しやすいボタン位置や色弱の方が認識しやすい色の採用、高齢者にやさしい文字サイズなど、デザイン、カラー、フォントそれぞれで工夫しています。
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不具合の原因を解明し、再発を防ぐ
返品された商品は解体し、不具合の原因を解明しています。設計起因と考えられるものは、次のモデルチェンジの設計に反映するなど、再発防止、品質向上につなげています。重大性の高い場合は、モデルチェンジを待たず、現行品で設計変更し、即時対応しています。
知的財産権の保護に関する取り組み
当社グループは、お客様が安心して製品をお使いいただけるよう、長年培ってきた独自の技術とデザイン、そして「象印ブランド」を重要な知的財産として保護・管理しています。
知的財産の適切な管理は、単なる権利保護に留まらず、模倣品による事故やトラブルからお客様を守り、当社の品質への信頼を担保するための不可欠な取り組みであると位置付けています。
また、他社の知的財産権の尊重も重要な経営課題と捉えており、製品の開発・設計プロセスにおいて徹底した先行技術・権利調査を実施し、侵害リスクの未然防止に努めています。
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独自技術による安全性の保護
開発段階で創出された価値ある独自技術について、知的財産権による保護に取り組んでいます。これにより、第三者による安易な模倣を防ぎ、市場における製品品質の維持に努めています。
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模倣品対策による顧客の安全確保
当社の意匠や商標を不正に使用した模倣品は、品質不備による事故のリスクをお客様に負わせる恐れがあります。当社は監視体制を強化し、悪質な模倣品を排除することで、お客様の安全な消費環境を守っています。また、「象印ブランド」への信頼を支える意匠や商標も適切に管理・運用しています。それにより、お客様が安心して製品を選択できるよう、ブランドの信頼を守り、長期的な満足度の向上に繋げます。