資源循環
基本的な考え方・方針
象印マホービングループは、持続可能な社会の実現に向け、製品ライフサイクル全体を通じた資源効率の最大化に取り組んでいます。
当社グループは、設計・製造段階から資源の有効活用に努めており、製品開発に不可欠な炊飯試験米をビール等の原料へ転換するアップサイクルの推進や、オフィス・工場での廃棄物削減・リサイクル推進などを、資源循環(5R)の一環として進めています。さらに、自社内での活動にとどまらず、高品質で長くご愛用いただける製品の提供や修理体制の充実・お問い合わせ対応体制の充実に注力し、製品の長寿命化を目指しています。また、「マイボトル」の普及啓発といった長年の活動などを通じて、お客様とともに社会全体の環境負荷低減とサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現に貢献していきます。
体制
「サステナビリティマネジメント」の推進体制に準じます。
指標・目標
当社グループでは、2026年〜2028年中期経営計画「BEYOND」におけるマテリアリティで、資源循環における目標値を定めています。
資源循環に関する重要課題・
取り組みテーマおよび目標値
| 重要課題 | 取り組みテーマ | 目標 | 目標値(KPI) | |
|---|---|---|---|---|
| 2028年 | 2030年 | |||
| 持続可能な地球環境への貢献 | 環境負荷や生物多様性への配慮 | ライフサイクルアセスメントの実施改善 | 課題に対する対応策の検討実施 | 環境負荷低減に向けたライフサイクルアセスメントの継続的改善 |
リサイクル率
|
90% | 90%以上 | ||
| 海洋プラごみ削減への貢献 | グループにおける社内ペットボトルゼロ運動の継続マイボトル推進における各種団体との連携強化 | グループにおける社内ペットボトルゼロ運動の継続、自治体等との連携推進 | ||
| 社会課題に対応する商品・サービスの提供 | 環境配慮型商品の開発 | リサイクルを前提とした設計・開発 | 商品開発フローでの運用と仕組化 | 商品開発フローでの管理体制の構築と運用 |
| 環境配慮型プラスチックおよび再生材の使用率向上 | 20%
|
20%以上
|
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実績データ
主要な実績データについては以下に掲載しているほか、より詳細なESGデータについては、「ESGデータブック」にて網羅的に開示しています。あわせてご覧ください。
リサイクル率の向上
| 年度 | リサイクル率 |
|---|---|
| 2021年度 | 83.6%※1 |
| 2022年度 | 84.0%※1 |
| 2023年度 | 84.9%※1 |
| 2024年度 | 85.6%※1 |
| 2025年度 | 86.0%※2 |
- ※1 回収済みの製品のリサイクル率(総重量比)
- ※2 回収済みの製品のリサイクル率。総重量比ではなく「最終処分段階での再資源化率」での表示に方針変更。
再生プラスチックの使用率
| 年度 | リサイクル率 |
|---|---|
| 2023年度 | 10.6% |
| 2024年度 | 10.4% |
| 2025年度 | 18% |
- ※ プラスチック総使用量に対する割合
マイボトル洗浄機の設置台数
| 年度 | 本数 |
|---|---|
| 2021年度 | 1 |
| 2022年度 | 2 |
| 2023年度 | 1 |
| 2024年度 | 9 |
| 2025年度 | 17※ |
- ※ うち、10台は大阪・関西万博会場内に設置
活動実績・取り組み
環境負荷低減を目指し再生品販売を実施
当社グループでは、資源を有効活用し環境負荷を低減させるため、メーカー再生品の炊飯ジャーを当社公式オンラインストアで販売しています。メーカー再生品は、全国の営業拠点で実演販売のために短期間使用した炊飯ジャーを、象印ユーサービスでクリーニングや検査・修理を行い、通常品同等の品質に生まれ変わらせたもので、毎年好評のうちに完売しています。
ごはんのアップサイクル
当社グループは、持続可能な社会に向けたサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指し、炊飯ジャーの開発試験時に炊いたごはんのアップサイクルに取り組んでいます。それまで炊飯試験米は農産物の肥料として「リサイクル」されていましたが、2021年に当社の炊飯試験米を原料にしたウェットティッシュを商品化。以来、様々な商品へのアップサイクルを実施し、2026年には、エチゴビール株式会社とともにクラフトビール「ゾウのマイ」を販売しています。
マイボトル洗浄機の設置
当社グループは、2006年より20年以上、マイボトルを繰り返し使用することで環境負荷低減を目指す啓発活動を続けてきました。マイボトルをより日常的に活用しやすい社会の実現に向け、「マイボトル洗浄機」の開発にも着手、実用化に向けて開発を進めています。2025年には、大阪・関西万博の特別参加プログラム「Co-Design Challenge」に選定されたことにより、会場内に万博モデルを10台設置しました。会期中の総洗浄回数は158,488回、総CO₂削減量は約12,837㎏となりました。 会期終了後、万博会場で設置された「マイボトル洗浄機」は様々な場所へ移設され、ご活用いただいています。今後も多様なステークホルダーの皆様とともに、活動を続けていきます。